ご挨拶とホームページ開設のご報告

2025年7月4日

はじめまして、こんにちは。 クリエートハウジング高崎エリア担当の小林友紀(こばやし ゆき)です。

このたび、高崎市専門の不動産売却・土地買取に特化したホームページを開設いたしました!
地域密着の不動産パートナー(近所のちょっとお節介なおばさん)として、情報発信をもっと身近に、もっとわかりやすくお届けしていきたいと思っています。

私はこれまで伊勢崎市にありますクリエートハウジング1号店にて、多くの売主さまとお付き合いさせていただきました。
その中で、思ったり感じたことを少し書かせていただきます。
土地や家の売却は、人生の中でも大きな決断の一つです。 「誰に相談していいかわからない」 「相続で急に不動産を持つことになったけれど、どうしたらいいのか?」 そんな不安や悩みに寄り添いながら、解決の道を一緒に探すのが、私たちの使命だと考えています。

初回になるこのブログでは、下記4項目についてお話していきます。

  • 最近の高崎市の不動産売買の動向について
  • 今、とても深刻な住宅用不動産物件不足について
  • 中古住宅市場の動向と建売住宅の苦戦について
  • 社会問題にもなっている、囲い込み業者について

なぜ土地が出てこないのか…土地供給不足の原因や囲い込みの実態についても、実際の現場で感じていることを交えながら、できるだけリアルに、でもやさしい言葉で、わかりやすくお伝えできたらと思います。

そして、私(小林友紀 こばやしゆき)のことも少しご紹介させてください。SNSも更新していますので、ぜひそちらもフォローしていただけたら嬉しいです。

それでは、少し長い内容になりますが、どうぞお付き合いくださいね。

高崎市の不動産売買の動向について

「今って、不動産売るタイミングとしてどうなんですか?」 そんなご質問を最近のご相談時には、本当によくいただくようになりました。

お家や土地って、家族の思い出がたくさんつまった大切な資産。 でも一方で、使っていないと、毎年の税金や管理費(草退治費用)などがドンドンかかってきますよね。 売るタイミングって難しくて、売りたいタイミングと売れるタイミングには相違があるんです!高崎市の不動産動向と、これから売るべきかどうかのヒントを、できるだけやさしくご紹介します。

空き家、実は増えてきています

群馬県の発表によると空き家の数は年々少しずつ増えているそうです。
高崎市内でも、「もう住んでいない実家」「使っていない土地」を持っている方が、ここ数年でぐっと増えてきました。

私のところにも「親から相続したけど、どうしたらいいか分からなくて…」というご相談がとても多く、空き家が身近な悩みになってきているのを感じます。 思い入れのあるご実家や祖父母さんから相続を受けたお宅、そのまま持ち続けると、

  • 固定資産税(毎年払う税金)
  • 草刈りや掃除などの管理
  • 近隣トラブルや防犯リスク

などの問題が出てきます。
それでも売却のタイミングがわからず、そのままになんて方が本当に多くいらっしゃいます。

土地の境界がはっきりしてきたことで「売りやすく」なっている

もう1点、土地を売るときのよくあるお悩みが「どこまでが自分の土地かよく分からない」というもの。
実は高崎市では、「地籍調査(ちせきちょうさ)」という土地の境界を調べ直す取り組みをずっと進めています。 昭和39年度本郷地区(旧榛名町)を初年度とし、各地域で地籍調査事業を実施していて現在、計画調査面積389.81平方キロメートルに対して、令和7年3月末での調査済み面積は、135.63平方キロメートルであり、計画面積に対する進捗率は34.79%です。令和7年度は中里町、倉渕町水沼、吉井町岩崎で実施予定だそうです。

高崎市ホームページ参照(https://www.city.takasaki.gunma.jp/page/5425.html

高崎市は全域を対象に、独自で地積調査を行っています。地籍調査が終わっているエリアに関しては、登記情報提供サービスから取得することが可能です。地籍調査が終わっていない場合、売主さん負担にて測量を行い境界確定となります。座標があるので、境界杭等が無くても境界杭の復元等で済みます。

市街化調整区域の土地にも“光”が出てきた!

高崎市の郊外には「市街化調整区域」といって、家を建てにくかったり、売買が難しいエリアもあります。 「こんな場所、誰も買わないかも…」と諦めていた方も多いんですが、近年は「自然が好き」「DIYしたい」「自宅に薪ストーブを設置したい」などの理由で希望者が出てきているんです!

また、空き家バンク制度などによって「ちょっと不便だけど魅力的な土地」として注目されるケース少なくありません。 あきらめていた土地でも案外ニーズがあるかもしれませんよ。 100人中100人に選ばれなくても、1人に選ばれたらいいんです♪

売却後の手続きをスムーズにするための“市の動き”にも注目!

高崎市では、滞納税のある土地を「公売」という形で売ることもあります。 これはちょっと特殊なケースですが、市が実際にどれくらいの価格で売っているのかを知ることで、自分の土地の価値の目安がつくこともあります。

こうした行政の動きをみても、空き家の対策が深刻化してきているという事にお気づき頂けましたでしょうか。

一例ですが、高齢な女性、施設入居予定(ご主人もお子様も他界)、それでもご自宅の固定資産税は待ってくれません。施設利用に、個人年金だけでは足りず持ち出し。さらにご自宅の管理もできず草が伸び放題、建物が台風などで屋根や外壁が傷み、特定空き家に指定されてしまうと、固定資産税の負担増や過料、最悪、なケースも…そうなってから売りたいと思っても遅いと思うのです。ご本人が意思をもって動けるときでないと・・・上記の様にどうにもならなくなってから、「売りたいです」「できるだけ早く売りたいです」といわれるケースも少なくありませんがそういった場合、思うような金額にならないや、持ち出し(解体費用や伐採伐根など)が出ることも…収益を生まないお土地は、早めに余裕をもって手放す計画をおススメしています。

小林友紀の本音「いちばん大事なのは、“気持ちの整理”です」

ここまで色々とデータや制度をお話ししてきましたが、 私がいちばん大切にしているのは、「あなたの、あなたのご家族の、気持ち」です。

「お父さんが大事にしていた土地、売ってもいいのかな…」 「住んでいた家を手放すのは…ちょっと寂しい。」

そういうお気持ち、すごくよく分かります。 私も、沢山のお客様の「迷い」や「決断」を近くで見守ってきました。また、家族を思うあまり、話し合うことを避けてきたが、実際に私どもを交えお話し頂いたらご本人もご家族も同じ気持ちだった『迷いが消えた』と嬉しいお言葉を頂いたこともありました。 だからこそ、数字や手続きだけでなく、「心の整理・心の準備」も含めて寄り添いたいと思うのです。

もう一度整理しますね、今の高崎市では、

  • 空き家や空き地を持っている人が増えている
  • 土地の境界などの「売るための整備」が進んでいる
  • 不便な土地にも新しい需要が生まれてきている

恵まれた環境下にあると思います。 不動産屋としては言っていいのかわかりませんが、売ることだけが正解とは限りらないという事。今の高崎市に関しては、売る選択肢も、売らない選択しも、活用の選択肢も、しっかりと考えられる時期だという事を、見落とさないでください。

そして、今の暮らしや将来の安心、次の世代へどういった形でバトンパスしていくのがいいのか、【知っておくだけでも大きな一歩!!】だと思いませんか?

その中で、「私はどうしたい?」を一緒に考えられるパートナーとして、私たちはここにいます。

ここからは「高崎市住宅用不動産の物件不足」について、私の実感も交えてお話ししていきますね。

この数年、土地や住宅をお探しのお客さまから本当によく聞くのが、 「高崎で土地を探しているんですが、なかなか出てこないんです」 「建売や中古住宅も、良さそうなのはすぐに売れちゃっていて…」 「希望のエリアには、物件が出てきたと思うと価格が高すぎて…」 というお悩みです。

物件が「あるようで、ない」ってどういうこと?

空き家増えているといったばかりでは?上記でい言ったばっかりなのにおかしい!?という声が聞こえてきそうですが、物件情報サイトを見れば、土地や住宅の掲載はそれなりにあるように見えますが、近隣の市や町と比べると、高崎市は本当に不動産情報が少ないです。 その中でも、「これは!」と思うような物件は、ほんの一握り・・・一つまみ程度。

実はこの“見え方”こそが、今の高崎市の住宅用の土地市場の難しさだと考えています。

私自身、現場で日々感じているのは、高崎市では住宅用の土地・建物が本当に不足しているという現実です。 そして、良い物件が出ると、ほんの数日、時には掲載から数時間で「申込みしたいです!」というご連絡をいただくことも少なくありません。以前は数年単位で不動産を探す方が大半でしたが、買主様に関してもネット等で沢山の情報を得て、半年以内にご自宅用地を取得して、ハウスメーカー様工務店様と具体的に話を進めたいとおっしゃる方が多くなってきました。購入者層の方々が、タイムパフォーマンスも意識されるようになったからでしょうか。自宅建物に関しては、キンチンや内装など打ち合わせにお時間を要しますが、こと住宅用のお土地に関しては、買主様のイメージされる条件とマッチングすれば、即買付といったことが、本当に多いのです。その為、弊社へお問い合わせいただき、LINEやメールでのやり取りはございますが、契約当日まで買主様とお顔を合わせる事なく当日を迎えるといったことがスタンダードとなっています。

数年前までは「少し考えてから決めたい」というお客様が多かったのですが、今は皆さま、 「悩んでいるうちに、他の方に決まってしまったらどうしよう…!」 「これだけ希望にあう好条件の土地は、今までネットで沢山探してきたけど、出てこなかった!もう出会えないかもしれない。」 というお気持ちで、ぐっと決断を早めていらっしゃる印象です。

なぜ、こんなにも物件が出ないの?

物件不足の背景には、いくつかの要因があります。 まず大きいのが、「売れる物件が、市場に出てこない」ということ。

具体的には…

  • 相続された土地の名義がそのままになっていて、売却できない
  • 古い住宅や空き地があるけれど、処分や手続きが面倒で放置されている
  • 地権者さんが「相談先が分からない」と悩んだまま何年も経っている

…といった、いわゆる「眠ったままの不動産」が数多く存在しているんです。

しかも、近年は住宅地として人気のエリア、人気の学区に限って、そうした物件が集中している傾向があるように感じます。 つまり、**「欲しい人が多い場所に、供給がない」**というジレンマ本当に歯がゆいです!!

もうひとつは、一般の方にはあまり耳なじみのない、言葉かと思いますが、社会問題にもなりつつある。一部の不動産会社による「囲い込み」です。

本来、不動産を売却するときには「レインズ」という業界全体の情報共有ネットワークに登録する義務があります。ですが、中には、自社で買主を見つけたいがために、他社へ情報を公開しない、売主さんには報告せず、裏でこっそり情報を止めてしまうといったことをしてしまう会社も、残念ながら存在するのです。

こうなると、どんなに素敵な物件でも、「見えるところに出てこない」ため、 多くの買主さんの目に触れないまま、取引が終わってしまいます。

適正価格で出せば早い段階で売れるはずなのに…

さらに最近は少し減ってきましたが、ネット広告などで、「一括査定サイト」経由で、不動産会社に査定依頼される売主さまもまだまだ多いと思います。それ自体は便利な仕組みなのですが、問題は… 「とにかく高く査定する会社=良い会社」という思い込みはありませんか?買取であれば高値であればあるほど良いと思うのですが、仲介や代理の場合高値を付けてくれる業者が本当に良い不動産会社なのでしょうか?そういったことに気づかないまま預けてしまうと・・・ その結果… 3ヶ月経っても売れない 半年経っても反応がない  結局、何百万円も値下げして売却 ※その間も、固定資産税は発生し、草退治など管理費も発生し、建物があれば築年数が進み建物の価値は下がっているのです。 というケースが本当に多く、最初から適正な価格であれば、早期に・気持ちよく売買がまとまるのに…と思うと、私たちとしてもとても心苦しい気持ちを通り越し、苛立ちさえ覚えてしまいます。 もっと早く、私たちのもとへたどり着いていただけるような、機会を生み出せなかったのかと。

「土地、あるにはある。でも流通してない」

このように、実際には高崎市内にも土地や中古住宅は「ある」んです。 でも、手続きや心理的なハードル、情報の偏りなどの理由で、 “売られないまま止まっている”物件が本当にたくさんあります。

そして結果として、「買いたいのに、見つからない」「タイミングが合わずに逃してしまう」という方が後を絶たないのが現状です。

だからこそ、小林からのお願いです。

もしも今、ご自宅やご実家、空き家や使っていない土地などについて…

「将来的にどうするか、ちょっと悩んでいる」

「誰に相談したらいいか分からない」

「売るかは分からないけど、まずは状況を知りたい」

そんなお気持ちが少しでもある方は、ぜひ一度お話を聞かせてください。

「売ってください」なんて言いません。 まずはお悩みの棚卸しをして、一緒に将来を考えるところから始めましょう。

お客様の気持ちに寄り添いながら、最適な道を一緒に見つけていく。 それが、私たちクリエートハウジングの使命だと思っています。

次回は、「昨年の高崎市新築住宅の完工件数」「 中古住宅市場の動向と建売住宅の苦戦」について、数字の背景にある流れや傾向をわかりやすく解説しますね。 お時間があるときに、ぜひまた覗いてみてくださいね。

そして、冒頭にもお伝えしましたが、私小林友紀のSNSでは、日々の現場の様子など、住まいに関する豆知識なども発信していますので、ぜひフォローしてくださいね!

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