不動産売却時にかかる諸費用について

2025年8月2日

今回は、多くの方が「売却したいけれど、費用はどのくらいかかるの?」と疑問に感じていらっしゃるであろう、不動産売却の際に発生する「諸費用」について詳しくご説明いたします。

売却は大きな決断であり、金銭的な不安を抱かれる方も少なくありません。

しかし、事前にどのような費用がかかるのかを把握しておくことで、計画的に安心して売却を進めることができます。

売却活動中は「売主が負担する費用」はほとんどありません!

まず最初にお伝えしたいのは、不動産の売却活動を開始した際に、売主様が直接的に負担する費用はほとんどないということです。

クリエートハウジングでは、お客様の大切な不動産を丁寧にお調べし、適切な価格をご提案する無料査定を実施しております。これは、売却を検討する上で非常に重要な第一歩であり、費用を気にせず気軽に依頼できるのがメリットです。

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売却活動中に「不動産会社が負担する費用」は?

具体的に、売却活動中に不動産会社が負担する費用には以下のようなものがあります。

  • 広告費用:
    物件情報を不動産ポータルサイトに掲載したり、チラシを作成したりする費用は、クリエートハウジングが負担します。効果的な広告戦略で多くの買主様に物件をアピールできるよう努めております。
  • 現地案内の費用:
    買主様を物件にご案内する際の交通費や人件費なども、不動産会社が負担します。

このように、売却活動自体にかかる費用は、不動産会社が負担することが一般的であるため、売主様は安心して売却活動を始めることができます。

売却が成立した際に発生する主な「諸費用」とは?

実際に売却が完了するまでにどのような費用が発生するのでしょうか。
これらは「諸費用」と呼ばれ、売買契約が成立し、物件の引き渡しが完了した際に発生するものがほとんどです。

(1) 仲介手数料

不動産会社に売却を依頼した場合、売買契約が成立し、物件の引き渡しが完了した際に「成功報酬」として支払うのが仲介手数料です。これは、宅地建物取引業法によって上限額が定められています。
一般的には、以下の速算式で計算されます。

2024年7月1日から、不動産の売買に関わる仲介手数料に関するルールが変更されました。
これまで宅地建物取引業者が受け取ることのできる手数料の上限は、物件価格に応じて段階的に定められていましたが、特に価格の低い物件に関して見直しが行われました。 具体的には、売買価格が800万円以下の物件を取り扱う場合、仲介手数料の上限が最大33万円(税込)まで引き上げられます。

上記以外であれば、売買価格の3%+6万円に消費税を加えると仲介手数料の額になります。

例えば、3,000万円の不動産を売却した場合の仲介手数料は、30,000,000×3%+60,000=960,000円(税別)となります。この仲介手数料は、売買契約が成立し、決済・引渡しが完了した際に支払うものであり、売却活動の初期段階で支払う必要はありません。

(2) 印紙税

売買契約書に貼付する印紙代です。契約金額によって異なり、数千円から数万円程度かかる場合があります。これも、契約締結時に現金で用意することになります。

(3) 抵当権抹消登記費用

もし現在、住宅ローンが残っている物件を売却する場合、物件の引き渡しまでに抵当権を抹消する必要があります。この手続きにかかる費用として、司法書士への報酬と登録免許税が発生します。一般的には、数万円程度が目安となります。

(4) 譲渡所得税・住民税

不動産を売却して利益(譲渡所得)が出た場合に課税されるのが、譲渡所得税と住民税です。これは、売却後の確定申告で支払う税金であり、売却時にすぐ現金を用意する必要はありません。税率は物件の所有期間によって異なり、特例が適用される場合もあります。例えば、居住用不動産を売却する際には、「3,000万円の特別控除」といった特例が利用できる場合がありますので、ご自身の状況が当てはまるか確認してみると良いでしょう。

その他、物件や状況に応じて発生する費用

上記の「売却活動」「売却成立」以外にも、売却する物件の状況によって以下のような費用が発生することがあります。

  • 測量費用
    境界が不明確な場合や、土地の売買で隣地とのトラブルを避けるために、測量が必要になることがあります。費用は数十万円かかる場合もあります。
  • 解体費用
    古い建物を解体して更地で引き渡す場合にかかる費用です。建物の規模や構造によって大きく異なります。
  • 引越し費用
    新しい住まいへ移動する際の費用です。
  • ハウスクリーニング費用
    売却後、買主様に気持ちよく入居してもらうために、専門業者にハウスクリーニングを依頼する場合の費用です。ご自身で対応することも可能です。

売却にかかる費用は「売却活動」「売却成立」「物件や状況ごと」の3つ

不動産売却にかかる「諸費用」は、無料査定から始まり、売却活動中の費用はほとんどかかりませんが、売却が成立した際に仲介手数料、印紙税、抵当権抹消登記費用などがかかります。そして、利益が出た場合には譲渡所得税が課税されます。

クリエートハウジングでは、お客様が安心して不動産売却を進められるよう、今回ご説明した諸費用だけでなく、売却の流れや税金についてなど、きめ細やかにサポートさせていただきます。費用に関することはもちろん、不安なことやご不明な点がございましたら、どんな些細なことでも構いませんので、どうぞお気軽にご相談ください。皆様の大切な不動産を、誠心誠意、お手伝いさせていただきますね。

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