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ここ数年の住宅ローンの仕組みや、弊社でのお借入れ金額の平均がかなり上がってきた印象です。昨年伊勢崎1号店での、住宅ローン総借入8000万円、平均借入金額も1500万円~2000万円増額してきていることに、どこまで上がり続けるのだろうという思いがあります。そこで、今回は新築住宅の価格が高騰した理由も含め、ローンについてご案内させていただきますね。
新築の住宅ローン高騰の背景
最近、新築のマイホーム、なんだかお値段が高くなっているな…と感じませんか?実はこれ、「資材が高い!」「人手不足で人件費も上がっている…」といった、様々な事情が重なってきているからなんです。そんな中で、住宅ローンの組み方も少しずつ変化してきているんですよ。今日は、特に最近利用される方が多くなってきている『ペアローン』と「超長期ローン」について、初めての方にも分かりやすくご案内しますね☆
なぜ今、新築住宅の価格が上がっているの? その裏側事情は? マイホームを建てたい!と思っても、最近は「前より高いな…」と感じることが増えましたよね。その背景には、いくつかの「値上げ要因」が隠されているんです。
- 資材・部材の高騰
ウッドショックという言葉を聞いたことはありますか?木材の価格が世界的に高騰したり、建築に必要な鉄骨やコンクリート、住宅設備なども値上がりしたりしています。これらは、住宅の「材料費」として直接価格に響いてくるんです。 - 人件費の上昇と人手不足
少子高齢化が進む日本では、建設業界でも働き手が足りない「人手不足」が深刻になっています。良い職人さんを確保するためには、お給料(人件費)も上げざるを得ません。これも住宅価格が上がる大きな要因の一つになっているんです。※人材不足が過ぎて…職人さん確保できず、安価な技能実習生を補充する業者さんも、少なくないと聞きます。 - エネルギー価格の上昇
電気代やガス代など、住宅を建てる際にかかるエネルギーコストもじわじわと上がっています。これも、最終的な住宅価格に反映されてきます。 こんな風に、住宅を建てるためのあらゆるコストが上がっているため、「手の届く範囲でマイホームを!」と考える皆さんにとって、以前よりも自己資金だけでは難しくなってきているのが現状です。
夫婦で力を合わせる!「ペアローン」って何?
住宅価格が上がっている中で、「なんとかマイホームを手に入れたい!」というご夫婦が増えています。そこで注目されているのが(ペアローン)なんです。 ペアローンとは、夫婦それぞれが住宅ローンの契約者となり、お互いを連帯保証人(または連帯債務者)として、それぞれが自分のローンを組むという形です。つまり、一つの物件に対して、ローンが2本建つイメージですね。 例えば、4,000万円の家を買うとして、夫が2,500万円、妻が1,500万円と、それぞれがローンを組むといった形です。
ペアローンのメリット(╹◡╹)♡
ペアローンには、マイホーム取得の夢を広げる、こんな良い点があるんですよ。
- 借入可能額が増える
夫婦それぞれの収入を合算して審査されるため、一人で組むよりもはるかに大きな金額を借りられるようになります。これにより、希望する広さや立地の物件に手が届きやすくなります。 - 住宅ローン控除をそれぞれ利用できる
これが一番大きなメリットかもしれません!通常、住宅ローン控除は一人が対象ですが、ペアローンなら夫婦それぞれがローンの契約者なので、二人分のローン残高に対して控除を受けられるんです。税金が戻ってくる額も大きくなり、家計が助かりますね。 - 万が一の保障も安心
夫婦それぞれが団体信用生命保険(団信)に加入します。もしどちらかに万が一のことがあっても、その人のローン残高は保険で支払われるため、残された方が無理なく返済を続けられます。 - 所有権を明確にできる
それぞれがローンを組んだ割合に応じて、物件の所有権を夫婦で分ける形になります。これにより、将来的に売却などを考える際に、所有権の割合が明確になっているためスムーズに進めやすいという側面もあります。”
ペアローンのデメリット(-。-;
もちろん、ペアローンには注意しておきたい点もあります。
- 諸費用が2倍かかることも
ローン契約が2本になるため、契約手数料や印紙税、保証料といった「諸費用」がそれぞれにかかり、合計で2倍になってしまうことがあります。初期費用が増えるので、予算に組み込んでおく必要がありますね。 - 手続きが少し複雑に
夫婦それぞれが契約手続きを行うため、必要書類の準備や手続きに手間がかかる可能性があります。 - 離婚時の財産分与が複雑に
もし万が一、離婚という事態になった場合、共有名義の不動産と2本のローンをどうするか、という財産分与の話し合いが複雑になりがちです。 - どちらかの収入が減ると大変
夫婦二人の収入を前提としているため、どちらかが病気やリストラなどで収入が大幅に減ってしまったり、育児休暇などで一時的に収入がなくなったりすると、家計への負担が大きくなります。事前に「もしもの時」のシミュレーションをしておくことが大切です。”
返済期間が「40年」「50年」に!?超長期ローンの裏側事情
以前は住宅ローンの返済期間というと、30年や35年が一般的でした。しかし最近では、40年や50年といった「超長期ローン」を組む方も増えてきているんです。
これにも、住宅価格の高騰が大きく関係しているんです。
- 月々の返済額を抑えたい
住宅価格が高くなると、当然、借りる金額も大きくなります。30年や35年で返そうとすると、月々の返済額が家計を圧迫してしまう…というケースが増えてきました。そこで、返済期間を長くすることで、月々の返済額を抑え、無理なく返済を続けられるようにする、という選択肢が選ばれているんです。 - 若年層のマイホーム取得を後押し
若い世代の方々がマイホームを取得しやすくなるよう、金融機関側も、より長期のローン商品を展開するようになりました。 - 低金利の恩恵を長く受ける
現在のような低金利が続く状況であれば、長く借りても利息の負担がそれほど大きくならない、という考え方もあります。 しかし、超長期ローンにも注意点があります。 - 総返済額が増える
月々の返済額が減る代わりに、返済期間が長くなるため、結果的に支払う利息の総額が増えてしまいます。 - 老後までローンが残る可能性
例えば30歳で50年ローンを組めば、完済は80歳です。定年退職後もローン返済が続く可能性があり、老後の生活設計に影響を与えることも考慮しておく必要があります。 - 金利上昇リスク
変動金利型を選んだ場合、将来金利が上昇すると、月々の返済額が増えるリスクも長期間にわたって続くことになります。
ペアローンや超長期住宅ローンのメリットとデメリットを理解して、無理のない返済計画とマイホーム購入を
マイホームの購入は、人生で一番大きな買い物と言われます。
ペアローンや超長期住宅ローンは、今の時代に合った選択肢として魅力的ですが、メリットとデメリットをしっかり理解し、ご自身達のライフプランに本当に合っているのか、ご夫婦やパートナーの方とでよく話し合ってくださいね♡
もし「うちの場合はどうだろう?」と迷ったら、クリエートハウジングの私たちに、いつでもお気軽にご相談くださいね。あなたの夢のマイホーム取得を、全力でサポートさせていただきます!
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