高崎市の新築住宅と中古住宅市場の「いま」と「これから」

2025年7月7日

クリエートハウジング高崎担当の小林友紀です。
今回は、クリエートハウジング高崎エリア専用ホームページの開設に伴い、これまで多くのお客様と接してきて、小林が実感している、住まいに対する価値観や選び方が大きく変わってきたことについてお伝えさせていただきますね。

「家を建てるべきか、それとも中古住宅を買ってリノベーションすべきか、あるいは今の家を売るべきか…」 この悩みは決して珍しいものではありません。
実際に相談に来られる方の中には、こんな声も多いんです。
「新築は高いけど、安心感があるから…でも中古のリノベ済み物件も気になる」 「売りたいけど、なかなか買い手が見つからなくて困っています」

私が感じるのは、昔のように「新築が全て」という時代ではなく、多様な選択肢が混在してきているということ。
高崎市の住宅市場もその波に乗り、まさに「いま」と「これから」が激しく動いている様に感じます。 私の主観だけでなく、高崎市の住宅市場のリアルを、データや現場の声を交えながらお伝えしていきたいと思います。

それでは、少し長い内容になりますが、どうぞお付き合いくださいね。

高崎市の中古住宅市場のいま

需要は高まっている?それとも停滞? 高崎市の中古住宅市場は、ここ数年で明らかに変化を見せています。 コロナ禍以降も引き続き、リモートワークが増え、住まいの広さや快適さを求める声が増加したことから、中古住宅市場への注目度も高まってきました。

ただ、単純に需要が爆発しているわけではありません。物件の「質」と「場所」によって明暗が分かれてしまっています。

人気のある物件は「ハウスメーカー系×リノベ済」 市場で特に人気があるのは、ハウスメーカーが建てた住宅を丁寧にリノベーションした物件です。 安心感のある構造に加え、最新の設備やデザインが加わることで、「中古だけど新築のような価値」を提供しています。

こうした物件は成約までのスピードも速く、価格も比較的高値を維持しています。

一方で、売りに出されず市場に出てこない中古住宅が多数あるのも事実です。 市場に出てこない物件の実態(相続問題が解決していない・空家・囲い込み)背景には・・・

  • 相続したまま使われない空家
  • 相続トラブルによる所有者間の意見対立
  • 不動産業者や所有者による「囲い込み」(売却情報を限定し市場価格を操作する業者が)

など複雑な事情が絡み合っています。

このため、「欲しい物件がなかなか見つからない」「価格が上がり続ける」という問題が続いています。 新築でも低コストの、建売住宅があるのでは・・・?という声が聞こえてきそうですね(;’∀’) それでは、中古住宅と建売住宅について比較してみました!!ご覧くださいね

中古住宅を選ぶ理由と、選ばれない建売住宅の現状

中古住宅が選ばれる理由

  • 新築より手頃な価格
  • 希望のエリアで物件を探せる
  • 自分好みにリノベーションできる自由度

などがあります。

一方、建売住宅は価格の上昇や在庫増加、かつてのような「割安感」が薄れ、選ばれにくくなってきました。

建売住宅の苦戦とその背景

価格上昇による「割安感の消失」 近年の建売住宅は、土地や建築資材、人件費の高騰により価格が上がり続けています。※2025年1月7日にロサンゼルス西部で発生した大規模山火事多くの住宅や山林が焼失したニュースがまだ、記憶に新しいのではないでしょか?それだけではなく、円安・ウッドショック・アイアンショック・第一次ベビーブーマー層の方々の現役引退に伴い人材不足による人件費の高騰…コンクリートに関しても、昨年と比較しても約倍近い金額に…怖いですねどこまで上がるんでしょうか

そんなわけで、かつては「新築なのに比較的割安」とされた建売住宅も、今や割高に感じる買主様が増えているように思います。

完成在庫の増加と買主心理のズレ 完成した建売住宅の在庫が増加する一方で、消費者の購買意欲は低迷。 これは「価格が高い」「デザインがみんな一緒」「自分たちのこだわりが反映されない」といった声が影響しています。建売は、価格を抑えるために、比較的敷地面積も抑え2階建てのイメージですよね!私がご対応させていただくお客様の多くが、平家を希望されている方がここ数年圧倒的に多くなってきたようにも感じます。

建売住宅業界のビジネスモデルの限界と転換期

クリエートハウジング代表の角田は、元上場建売メーカーのトップセールスマンだった経歴から、建売住宅の裏話をたくさん聞かせてくれます。その中で、特に印象に残っているのが、従来の大量生産・大量販売モデルは限界を迎え、業界全体で「注文住宅やリノベーションの取り込み」や「海外の市場への参入」へと舵を切る動きが加速している事などです。 実際にあった「建売より注文を選んだ理由」(事例紹介) あるご家族は、建売住宅の価格高騰に納得できず、予算内で自分たちの理想を形にできる注文住宅(工務店)を選択。結果として「自分たちの理想とするイメージにとても近い納得のデザインや間取りが実現でき、大満足」と喜ばれていました。完工されたご自宅も拝見させて頂きましたが、本当に素敵でした!!

データで見る!高崎市新築住宅の完工件数と総借入金額の推移

国土交通省 建築物着工統計 2. 住宅用建築物数の推移参照 2024年における住宅用建築物数は前年比1.8%増の1,799棟。前年より増加となったのは3年ぶり。また同年の住宅用建築物の全建築物にしめるシェアは85.9%昨年比0.3%アップ

高崎市では、3年ぶりに、住宅用建築物件戸数がプラスになりましたね!!それでは、建築資材や人件費がかさみ建築コストが上がる中、所得は皆さんそんなに上がっていますか?上がっていない方の方がおおいいのでは?その為、ローンの組み方も多様化しています。 単独で借りる方、夫婦でペアローンを組む方、それぞれに特徴がありますが、どちらの場合も「無理のない返済計画」を重視する傾向が強まっています。 弊社伊勢崎店の買主様に関しては約95%近くのお客様がペアーローンを利用され、さらに、返済期間は40年以上の方が、大半…団体信用保険をつけて、こんな感じで昨年の弊社ご利用の買主様の住宅ローン最高借入額は8000万円、近年の平均借入額が約5500万円と数年前と比べて約2,000万近くアップ…住宅用建築件数が一時的に大幅に減った2022年-2023年あたりからですかね♪

とはいえ、「借入額が増えた=不安」という声も多いのは事実。 そんな中、家を建てた方たちはいろいろ工夫しています。

例えば…

  • 価格を抑えられる地元工務店を活用してコストダウン
  • 土地選びで利便性と価格のバランスを取る
  • 諸費用を含めた資金計画をしっかり立てる

など、後悔しないためのポイントをご教示させていただくことも多本当に多いです。

小林から、これから家を建てられる皆様へ

最後に、小林友紀からこれから家を考えるみなさんへ、ちょっとしたアドバイスをお届けします。

まず大切なのは「価格だけで選ばないこと」。 家は生活の基盤であり、長く住む場所ですから、見た目や設備、将来のメンテナンスまで考えたバランスの良さが重要です。 中古住宅とリノベーションという選択肢も、ぜひ検討してみてください。 リノベ済みの中古住宅なら、費用を抑えつつ自分らしい住まいを手に入れられますし、環境にも優しい選択です。

そして、注文住宅を無理なく建てるためには、次の3つのステップが役立ちます。

まずは予算感をしっかり把握する ※価格できめないでとは言いましたが、所得にあった予算をしっかり把握することはとても大切!

土地の条件や場所をじっくり吟味する ※共働きの場合、通勤経路のみで判断されないで、家族が増えた場合に周辺環境はどうですか?

信頼できるパートナーに相談しながらプランを練る ※ここも、凄ーく大事

迷ったときは、どうか一人で悩まずに私たちに相談してくださいね。 話すだけで、ぐっと見えてくる景色が変わる瞬間があると思いますよ(”◍>◡<◍)。✧♡

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。 これからも、高崎市の皆さまの住まいづくりを全力でサポートしてまいります♡

次回は、「高崎市のマンション売却、いまが“売り時”と言われるワケ」「 マンション売却こんな人におすすめ」について、わかりやすく解説しますね。 お時間があるときに、ぜひまた覗いてみてください。

そして、私、小林友紀のSNSでは、日々業務に携わる際の思いや新着物件、住まいに関する豆知識なども発信していますので、ぜひフォローしてくださいね。

LINEで
相談
このページの先頭へ戻る