農地、売れる?売れない? ― 高崎市で農地を相続された方へ

2025年8月1日

2025年現在、高崎市では労働人口が過去最少を記録しています。特に農業従事者の数は年々減少しており、更にその中でも老年人口は全体の2/3、年少人口の約倍の割合ですね、益々耕作ができる人口が減り現在耕作されている老年者の方々の相続が発生しますそうすると、「親から相続したけれど、もう耕す人がいない」「何年も放置してしまった耕作放棄地がある」といったご相談が、今後さらに増えることが予想されますよね!

でも、いざ「農地を売りたい」と思っても、実はすべての農地がすぐに売れるわけではありません。 「同じ“農地”なのに、売れる土地と売れない土地があるのはなぜ?」「売りたいけど、何から始めればいいのかわからない…」「そもそも、農地って誰に売れるの?」
そんな疑問をお持ちの方のために、今回は高崎市の不動産のプロである私たちクリエートハウジングが、「売れる農地と売れない農地の違い」と「農地をスムーズに売却するために、売主さんができること」をわかりやすく解説しますね。

「すでに相続して困っている…」という方も、「まだ相続していないけど、いずれは自分が…」という方も、農地売却で後悔しないためのヒントをぜひチェックしてみてくださいね!

相続で「農地の持ち主」になってしまったら?

相続で突然、農地の持ち主になった皆さん、お気持ちお察しします!
「これ、どうしたらいいの…?」って、頭を抱えている方もいるかもしれませんね。

実は、農地って『スッと売れる農地』と『なかなか売れない農地』があるんです!
この違いを知っておくのが、最初の一歩ですよ!

「売れる農地」と「売れない農地」って、何が違うの?

農地を売ったり買ったりするのには、「農地法」っていう、ちょっとお堅いルールがあります。
これは、日本の食料を守るために「農地はできるだけ農地のままでいてね」っていう国の考えがあるからなんです。

売れる農地ってこんな農地!

  • 街の中の農地(市街化区域):
    住宅街とかお店が多いエリアにある農地は、将来的に家を建てたり、お店になったりする可能性があるから、買い手が見つかりやすいんです。特に、駅が近かったり、大きな道に面してたりすると、けっこういい値段で売れることも!
  • 「もう農地じゃなくてもいいよ」ってなりそうな農地
    周りが全部住宅になっちゃって、農業をするのが難しくなっちゃった場所とか、町が「ここに新しい道を作るよ!」って計画してる場所の農地は、別の用途(例えば、宅地とか)に変わる許可(農地転用許可って言います)がもらいやすいので、売れるチャンスがあります。
  • 開発計画がある農地:
    将来的に大きな区画整理があったり、新しい施設ができる計画がある場所の農地は、売りやすいと思いますよ。

売れない(売りにくい)農地ってこんな農地…

  • 「田んぼや畑を守ろう!」なエリアの農地
    市街化調整区域や農業振興地域や【第一種農地、青地なんて言われている農地】)やエリアは、「なるべく開発しないで、農地のままでいようね」って決まっている場所なので、家を建てたりする許可がまず出ません。だから、買い手もなかなか現れないんです。
  • 使い勝手が悪い農地:
    道路に面してない「袋地」とか、坂道の途中にある農地、大きなトラクターが入れないような狭い農地は、農業にも不便だし、他の用途にも使いにくいので、売るのが難しいですね。

相続した農地、売るならこう動こう!

「もしかして、ウチの農地は売れるかも!?」って思ったら、以下の流れで進めてみましょう。

まずは農地の身元調査!

まずは、相続した農地の登記簿を見て、「農地」になっているかを確認します。
それから、役所の農業委員会とか都市計画課に行って、「ウチの農地は、街の中にあるの?それとも田んぼを守るエリアなの?」って聞いてみてください。
場所がどこにあるか、広さはどれくらいか、道路に面しているか、などもメモしておくといいですよ

農業委員会に相談!

これ大事! 農地を売買するには、必ず農業委員会の許可が必要です。
まずは、役所にある農業委員会に行って、「この農地を売りたいんですけど…」と相談してみましょう。
売却の可能性があるか、どんな手続きが必要か、教えてくれますよ。

農地が得意な不動産屋さんを探す!

普通の家を売る不動産屋さんとはちょっと違う、農地の売買に強い不動産屋さんに相談するのがポイントです。何社か声かけして、どれくらいの値段で売れそうか、査定してもらいましょう。

買い手探し&交渉タイム!

査定額に納得できたら、不動産屋さんに頼んで買い手を探してもらいます。
いい人が見つかったら、いくらで売るか、いつ引き渡すかなどを話し合います。

いよいよ許可申請!

買い手との話がまとまったら、農業委員会に農地を売る許可の申請を出します。
この許可がないと、名義を変えることができません。許可が下りるまでには、だいたい1〜2ヶ月くらいかかります。焦らず待ちましょう。

契約&名義変更!

無事に農業委員会の許可が下りたら、正式な売買契約を結んで、お金のやり取りをします。
その後、司法書士さんに頼んで、農地の名義を買い手に変更する手続きをしてもらえば、売却完了です!

「やっぱり売れない…」そんな時の選択肢

もし、残念ながら「ウチの農地は売れない農地だ…」となっても、ガッカリしないでください!いくつかの道がありますよ。

  • 農地のまま誰かに貸す
    農業をやりたい人や法人に、田んぼや畑として貸して、賃料をもらう方法です。
  • 家庭菜園にする
    小さく区切って、市民向けの家庭菜園として貸し出すことも考えられます。
  • 寄付する
    条件が合えば、地方自治体や農業法人などに寄付するという選択肢もあります。ただし、受け入れてもらえるかは、その農地の状況によります。
  • とりあえず持っておく
    すぐにどうすることもできない場合は、一旦そのまま持ち続けることもできます。でも、毎年、固定資産税がかかることは覚えておきましょう。

高崎市内の「相続した農地売却」も、まずはクリエートハウジング高崎にご相談ください

相続した農地の売却は、ちょっと複雑に感じるかもしれませんが、地域の農業委員会や農地売買の経験が豊富な不動産屋さんに相談すれば、きっと力になってくれます。あなたの農地にとって一番いい方法を、一緒に探してみませんか?

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