暑い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
最近投資用に中古のマンションを購入検討をしているクリエートハウジング高崎担当の小林友紀(こばやしゆき)です。
最近元、同僚に相談受けたのが、マンションの売却についてでした。
「旦那の通勤の便を優先に、マンションを購入したけど、旦那転勤続きで、周辺にお友達もいないので、手放して旦那の転勤についていこうと思うけど、売るのと(売却)と貸すの(賃貸)どっちがいいかな?」
「子どもが独立して、広すぎる気がもして、1人だし」
「マンション、価格が上がってるって聞いたんだけど、本当?」
──どれも、私が日々の現場でお聞きしているリアルな声と一緒
今回のブログでは、高崎市でマンションを所有されている皆さまへ、「売る」「貸す」「持ち続ける」それぞれの選択肢を見つめながら、“今、どう動くべきか”を一緒に考えるヒントをお届けしたいと思います。
それでは、少し長い内容になりますが、どうぞお付き合いくださいね。
高崎市のマンション売却、いまが“売り時”と言われるワケ 「今って、マンションを売るのに良いタイミングなんですか?」
…最近、お客様からこんなご相談を受けることが増えてきました。
結論から申し上げると、高崎市のマンション市場は、現在“売り手優位”の状況です。
とくに注目されているのが、以下の3つの条件を満たす物件です。
- 築10年以内
- 駅徒歩10分以内(高崎駅・高崎問屋町駅・北高崎駅など)
- 平置き駐車場付き
この3つが揃う物件は、まさに“即決されるマンション”。
中には「ネットに出る前に見せてほしい」とおっしゃる買主様もいらっしゃるほどです。
マンション建設はもう“飽和状態”なのに…?
ここ数年、高崎市内では次々とマンションが建設されてきました。特に駅周辺は、どの駅を歩いても「また新しいマンションができてる…!」と驚くほど。そのため、一部では「供給過多なのでは?」という声も聞かれます。
けれども、実際には中古マンション市場が活況です。とくに、管理がしっかりしていて立地のよい物件は、新築以上に人気を集めています。
なぜ、今このタイミングで売却が「有利」なのか――その背景には、いくつかの大きな社会的変化があるのです。”
コロナ以降、“東京脱出”が本格化 “コロナ禍をきっかけに、都市部に暮らしていた人々の暮らし方が大きく変わりました
満員電車のストレス、住宅費の高騰、家族時間の価値の見直し…そんな背景から、「もっと自然のある場所に近く、でも都心にも通える距離感、天災が少ない」という希望を持つ方が増えました。 移住の支援相談をおこなうNPO法人 「ふるさと回帰支援センター」 が、2025年2月25日に 「移住希望地ランキング」 を発表しましたが、静岡県を抑えて群馬県が堂々の第一位その中でも注目されているのが、高崎駅から上越新幹線を利用すれば都内まで通勤約50分で、生活のしやすい環境。 「東京までは新幹線で約50分」 「車社会に便利なインフラ」 「大型ショッピングモール(オーパや、モントレーイオンモール)・医療施設も充実」 「そして、地価や住宅価格は都心の半分以下」 「物価特に食料品は、都心と比べ安くて新鮮なものが手にはいる。」 「大きな天災も少ない」
こうしたバランスの良さが評価され、東京・埼玉・千葉・神奈川からの移住検討者が年々増加中。不動産ポータルの検索ランキングでも、「高崎」の検索数は右肩上がりとなっています。
供給不足が“売主の追い風”に “しかし一方で、需要に対して供給が追いついていないというのが現実です
特に「駅近・築浅・駐車場あり」など条件の良い物件は、そもそも市場に出てきにくく、出てもすぐに決まってしまいます。
これは、物件を「囲い込み」してしまう業者の存在や、売却を迷っているオーナー様が多いことも一因。結果として、「売る意思がある方」にとっては、今がかなり有利な状況だと思うのです。
「マンション売却、こんな人におすすめです!」 私の元同僚の相談の中にも、「今すぐじゃなくても、いつかは手放すかも…」
こんな方は、今こそ“売却”という選択を検討しても◎
もう住んでいない(空室のまま)
「住まなくなってから2年…」「転勤で空いたまま…」 実は、空室期間が長いほど、設備の劣化や室内の空気のよどみなどが進行し、将来的に価値が下がってしまうことも。 内見に来られた方に「使われていない感じですね」と印象を下げてしまうケースも少なくありません。
相続したが活用方法に悩んでいる
ご両親や親族からマンションを相続された方のご相談が、ここ最近本当に増えています。 「賃貸で回すにも管理が不安…」「リフォーム費用をかけるなら売った方がいい?」など、お悩みは人それぞれ。 でも、“相続=売却”が正解とは限りません。 選択肢を知ったうえで、一番納得できる形を一緒に探していきましょう。
住宅ローンの残債があとわずか
ローンを完済する少し手前で売却を検討することで、 ・住宅ローンの負担を軽減 ・売却益で新しい生活資金の準備 ・資産の組み替え(平屋や実家との二拠点生活など) など、より柔軟なライフプラン設計が可能になります。 「あと数年で完済だから…」というタイミングこそ、“今売るか・完済して持ち続けるか”をじっくり考えるチャンスです。
管理費・修繕積立金が負担になってきた
築年数が経過すると、どうしても毎月の管理コストが重くなってきます。 中には「月3万円以上払っているけれど、使っていない部屋にこの金額って…」とご相談に来られる方も。 修繕積立金の引き上げが複数回予定されているマンションもあり、「持ち続けるほどコストが増える」ということもありえます。
「売却するか迷っている…そんな時は、一度ご相談ください、今日より築年数が若くなる明日はないです!評価は下がらないうちに、一度ご相談ください。」
「持ち続けることのリスクとは?」
「いまは使っていないけど、いつか子どもが住むかもしれないし…」
「とりあえず持っていれば、資産にはなるはず…」
そんな“とりあえず所有”が、知らないうちにリスクになっているケースもありませんか?
不動産は「持っているだけでコストがかかる資産」活かすには知識と、業者との繋がりなくしては難しいと思うのです。 目に見えづらい“維持の負担”について、今一度見直してみましょう。”
修繕積立金の「静かな値上げ」が進行中です “築10年を超えたマンションでは、共用部分のエレベーターや外壁、防水などの修繕計画が始まるタイミング。
国土交通省の調査によると、築15〜20年を過ぎた物件の8割以上で修繕積立金が増額されている実態があります。
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しかも、これは一度きりではありません。
0年後・20年後にさらなる値上げが予定されているマンションも多く、 「気づいたら月額2〜3万円以上になっていた」という例も少なくないのです。
管理組合の運営トラブル=売却時に“足かせ”になることも 「大規模修繕の合意が得られない」 「理事長が決まらない」 「総会が成立せず話が進まない」
こうした“見えない問題”が積み重なっているマンション、実は珍しくありません。
そしてこれ、将来的に売却を検討したときに、大きなネックになることがあります。
買主側から「管理が行き届いていない」「資産価値が下がりそう」と判断されてしまい、値引き交渉や敬遠の原因に…。
空室=毎年発生する「固定費のかかる資産」 たとえ誰も住んでいなくても、 マンションを所有していれば必ず発生するのがこの3つ ・固定資産税(年1回) ・管理費(共用部維持や清掃など) ・火災保険料(空室でも加入必須)
特に空室のまま何年も放置してしまうと、 「数十万円単位の出費だけがずっと続いていた…」なんてことも。
また、誰も出入りしない部屋は換気も滞り、カビ・湿気・水道蛇口がサビてしまったりと劣化といった“自然消耗”が思いのほか早く進みます。
「それなら賃貸に出せば?」という疑問には… 確かに、「持ち続けるなら貸すのも一案」と思われる方も多いです。 ただし、賃貸運用にはこんなハードルもあるので、お気を付けくださいね。
一般のかたが、1-2室程度を運用するにはリスクもあるのでしっかりご確認くださいね。
- 借主がすぐ見つかるとは限らない(空室リスク)
- 入居中のトラブルやクレーム対応
- 退去時の原状回復費用(数十万円かかることも)
- リフォームや設備交換の費用負担
特に築年数が経っている物件は、「賃料が思ったより取れない」「修繕コストの方が上回る」 という結果になることも珍しくありません。
マンションは、放っておけば資産価値が維持されるわけではありません。
「とりあえず置いておこう」ではなく、 「この先、どうする可能性があるか?」を一度小林と一緒に整理してみませんか?
迷いがあるなら、“いま何が起きているか”を知るだけでも、一歩前進!踏み出す勇気で応援します◎
次回は、「「空き家や相続不動産の“賢い使い方”」について! 「税金、活用、売却…お悩みフルコースを解説)について、わかりやすく解説しますね。” お時間があるときに、ぜひまた覗いてみてください。
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